自身への信用や信頼を増やすために持つべき1つのマインド

対人関係

信用を得ることが大切だよねって記事を書いて、ふと思ったことがある。

信頼を得る”というけど、多分違うよね…と。
本当に信頼を得ている人って、信頼を得に行ってるよねって。

なんらかの成果や実績を上げている人は信頼を得にいっているので、成果や実績を上げたいなら、自ら信頼を得に行くという意識と行動が大切だよね。

そんなことを思ったんです。

信用と信頼

信用とは何か

信用とは何か。僕なりの解釈が混ざりますが、簡単に言うとこういうことだと思っています。

  • 信用=求める成果 × 実現可能性

信用を得ている人は、求める成果を高頻度で実現できる人であると置き換えることができると思うのです。

例えば、約束の時間に遅れない、必ず守るという信用を得ている人は、”約束の時間を守る”という求める成果に対して、高確率でそれを実現してくれる人は、時間を守るという事において信用を得ていると言えると思います。

信用されない人を脱するにはどうすればいいのか
「最短で結果を出せる人とはどんな人だろうか?」そんな事をモヤモヤと考えていて、最近になって少しだけその答えが分かった気がしている。分かった気がしているというのは、自分がまだそれを活かせていないので偉そうなことはいけないが、でも、結果を出せる...

信用と信頼の違い

では、信頼とはなにか。

信用のもっと抽象度が高く、しかもより強力なものであるというニュアンスです。思考、言動すべて丸ごとを信用しているといえるかもしれません。

こんな違いがあると言えばいいかもしれません。

  • 信用 … 条件付きで信じている
  • 信頼 … 無条件で信じている

信頼のほうがより全体に、より深く、より強く信じている状態です。

信頼はより信用の強化版

例えば、あなたが僕に対して何かを頼んだとします。んー…例えば、どこかで会うので待ち合わせをしましょうとなったとします。

一度も会ったことがない僕との待ち合わせは不安で仕方がないはずです。

これは、僕があなたとの約束を守るという実績がないので、信用が積みあがってないためです。だから不安で半信半疑になる。これは当然と言えば当然ですよね?

信用が無い状態です。

 

これが信頼している相手だと変わってきます。

例えば、自宅に帰る時間を家族に伝えたとします。この時に、同時にいろいろなことが出来ているはずだという期待もしていると思うんです。

19時に帰るよって伝えたら、当然家の鍵は開いているだろうし、食事が出来ているかもだし、お風呂も沸いているかもしれない。なぜなら、いつもそうしてくれているから。言わなくても、そこまでの事はしてくれているんじゃないかな?と思う。

これは相手を信頼しているからそう思えると言えるはずです。

無意識や非言語で通じる部分が多くある。これが信頼している・信頼されている関係性と言えるかと思うんです。

なぜ信頼が大切なのか

ここまでの信用と信頼の違いの部分で、信用も大切だけど、その向こうにある信頼を得ることも大切だよねってことは伝わっているとは思います。

頼ってもらいやすくなる

信頼があると、頼ってもらいやすくなります。

お医者さんに頼る患者の関係性と言えば良いのかもしれません。

症状を伝えれば、いくつかの質問を重ねながら原因を見つけて解決法を提示してくれる。そういう期待があります。

ビジネスなら、お客様が「困ったな…」って時に優先順位の一番目に自分の名前が上がるようになるのが理想的な状態です。

それは信頼されまくっている状態で、なぜ信頼されているのかというと、言わなくても伝わる部分があるし、この人なら何とかしてくれるという過去の信用が背景にあるためでもあります。

つまり、信頼があると売上が安定しやすくなります。

伝わりやすくなる

伝わりやすくなるというのも、信頼を得た関係性の中でこそ得られるメリットなのだと思います。

例えば、僕がこのブログで書いている事は、底辺の男性が書いている事ですから、信頼や信用は薄いはずです。同じことを書いても何らかの実績を積み上げている人のほうが伝わると思うのです。

信用や信頼によって伝わりやすさは大きく変わってきます。

 

逆に言えば、近しい関係でもこの”信頼”がなくなった時点で、何かを伝えるのがかなり難しくなります。

浮気ばかりする彼氏に愛想を尽かした女性が居たとします。その女性に彼氏が「もう浮気しない」と言ったとしても、もうその言葉は響きません。それが嘘か本当かじゃなくて言葉全体を信じてないからです。

信頼どころか信用すらもなくした状態は、何をどう伝えようとしても伝わりません。

信頼を得るという意識がなぜ大切なのか

なぜこんな信用や信頼について書いているのかというと、こんなにも信用や信頼って大切なのに、実際に信頼されている人って信頼されに行った人だよな…と思ったからです。

信頼”される”とは言いますが、実態は信頼されに行った結果として勝ち得るものなんだと思うんです。

多くの人は信頼”される”という受け身の意識

ある論文でふと目にして驚いたことがあるのですが、信頼や信用に対して受け身にとらえている人が7割を超えるという研究結果が書かれていたのです。

  • 真面目にしていれば信用される

こういう感覚です。

これがダメって事ではなく、信用や信頼が人間関係の中では重要なのに、あまりにも受け身でいる人が多いということが書かれているのです。

逆に言えば、3割足らずの方は信用や信頼を受け身ではなく能動的にされにいっているという研究結果でもあるのです。

信頼されている人は信頼をされにいく

「信用はされるものだ」「信頼はされるものだ」という価値観を多くの人が持っている。

受け身で得られるものだと思っている。だからこそ、信用を得られにくい、信頼を得られにくいという側面があるのかな?と思うのです。

逆に言えば、信用をされにいくという積極的なマインドを持つことが大切で、それがビジネスやプライベートの結果に繋がっているようにも思うんです。

詐欺師も積極的に信頼されに行く

これは本当に恥ずかしい話なのですが、僕は以前出資金詐欺に遭ったことがあります。

起業して間もなくの頃に、NPO法人を一緒に立ち上げませんか?そのつながりの中で仕事を得ることができるかもしれませんから、営業の一環だと思って…って言葉を真に受けてお金を出したことがあります。

しかし、詐欺ですから結果何の実体もなく、お金も返ってこずで今に至ってます。

自分の不用意で不注意な判断によって、資金繰りが苦しくなり、そこからビジネスが一気に傾いた苦い経験です。

 

ただ、その頃のことを思い出すと、その詐欺師は初手から騙そうとはせずに、ちゃんと信用を勝ち取るための根回しをしているんです。

例えば、ちゃんと会社を作って事務所を借り、その名刺を作り、僕が名刺からその人の事を調べても大丈夫なようにちゃんとそれっぽいホームページを作っていました。その会社は名義だけで活動実績そのものはないのですが、何も知らない当時の自分はホームページがあるってだけで「本当に会社の経営者なんだ…」と信用しました。

後に裁判を起こすことになり、色々と調べる中で、その会社は設立だけしていて実態がない会社だと分かり、色々と繋がったんです。

初めから騙す気だったんだ…と。

 

詐欺師の事例を出して、真似をしろというと誤解を生みそうですが、もちろん悪いことをしろってわけじゃありません。

相手から信用されたい、信頼されたいと思うなら、そう思われるように自分から動くという意識が大切なんじゃないかな?って思うんです。

だから…

信用を得る、その先にある信頼を勝ち取る。人間関係の重心であり目標なのかもしれません。

もちろん、信用する、信頼するは相手の決めることですから、信用や信頼を得たいと思っていても、そう簡単に得られるものじゃないかもしれないし、どうやっても得られないかもしれません。

それでも信用や信頼を得ることを目標に置き、それを得るために”能動的”に考えて動くことって大切なんじゃないかな?と思うんです。

 

例えば、今のご時世にお中元やお歳暮はもう不要かもねって人も居ますから、実際に何も送らなくても表向きは角は立たないかもしれません。

でも、そんな中だからこそかたくなにお歳暮やお中元を贈っている人のほうが、信用や信頼を勝ち得ているんじゃないかな?と僕は思うんです。

ものまね芸人の松村邦洋さんはモノマネさせてもらっている方々に、お歳暮とお中元を贈っていると言います。感謝のつもりでそうしているそうですが、その甲斐あって、今まで難色を示していた大物俳優さんが「モノマネしていいよ。どんどんやりなさい」と態度が軟化したなんてこともあるそうです。

ちゃんと感謝を形で伝え続けたことで、決してバカにしているわけじゃない、敬意をもってやっているとつたわったんじゃないかな?と思います。

そこで「みんなお中元やお歳暮を贈ってないから贈らなくていい」という受け身の発想をしていると得られなかった信用であり信頼だと思います。

 

詐欺師もそうです。信用や信頼を得るために手を変え品を変え仕掛けてきます。例えば、数万円といった返せるレベルのお金を借りて、それをキッチリ返す。そうやって信用を得たいく。

”あいつに金を貸しても必ず返す”という信頼を得たと感じた瞬間に大きめのお金を借りる。そして逃げる。

詐欺の常套手段です。詐欺行為の真似はもちろんダメですし、知識は予防のために使ってほしいとは思いますが、学ぶべきところは詐欺師であっても信用や信頼を受け身で得ようとはしていません。

待っていれば信用される、待っていれば信頼されるって事なら、詐欺師もきっとそうするはずです。待っていても信用や信頼はそう簡単に得られないから、自分から信用されに行く、信頼されに行くんだと思います。

 

僕の場合なら、このブログで書く記事は自分の意見、価値観に正直にあり続けるべきだと思っています。更新頻度も1日1記事を守り続けたいと思っています。

そうすることで、どういう人間なのかを伝えることに繋がると信じている部分があります。

正直、ブログを毎日更新しようしなかろうが嘘を書こうがええがなって人が多い界隈です。だからこそ、そうすることに価値があるんじゃないかな?と思っています。

 

そんな感じで、信頼されるためには自分から信頼されにいく意識って大切なんじゃないかな?と思います。

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