信用されない人を脱するにはどうすればいいのか

対人関係

「最短で結果を出せる人とはどんな人だろうか?」

そんな事をモヤモヤと考えていて、最近になって少しだけその答えが分かった気がしている。

分かった気がしているというのは、自分がまだそれを活かせていないので偉そうなことはいけないが、でも、結果を出せる手前まで行っててうまくいかない事がある人は、ここを意識してみるとどうだろう?ってことがあるので、書いてみたい。

簡単に言えば”信用を得る”ということになる。

なぜ信用が大切なのか

信用があるから対人関係が成立する

信用が大切だよって言葉は僕が言うまでもなく、人生の中で一度は聞いたことがある言葉だと思う。その信用について今更僕が四の五の言うのは違うとは思うけど、なぜ信用が大切なのかってことをまずはじめに。

信用が大切な理由は次の点に集約されると思う。

  • 対人関係の土台になっているから

人間は他者とのかかわりの中で生きてますから、他者からどう思われているのかによって得られる成果が大きく変わってくる。

だから、”信用が大切”ということになってくる。

望む結果は他者を介してやってくる

他者からどう思われているのか重要だという部分について、少し掘り下げます。なんで他者からどう思われているのかが大切なのかというと、あらゆることが他者を介してやってくるからです。

  • お金
  • 仕事
  • 出会い

などなど…いろいろなものが世の中にはありますが、それらは全て誰かを介して手元にやってきます。

だから、それらを渡すに値すると思ってもらえているのかどうかの度合いに応じて、それらが手元に訪れる確率、量などが左右されます。

 

仕事を依頼するにしても、納期を守ってくれるかわからない、望む結果が得られるかわからない、そんな相手に依頼をしませんよね?絶対に約束を守ると期待できる相手に依頼しますよね?

約束を守れる人とはつまり信用される人なので、信用があるほどお金も仕事も得やすくなります。

他の事においても同じことがいえると思います。

 

これが信用が大切だと言われる理由だと思います。

信用で勘違いしていたこと

”信用=頑張ったかどうか”ではない

これは僕自身が勘違いしていたことで、時には残酷に感じるかもしれない事実でもありますが…

  • どれだけ頑張ったかは”信用”にはならない

ということがあります。ならないとまで断言すると抵抗や違和感がある人も居るかもしれませんが、それでもやっぱり僕はそう断言したいと思います。

 

例えば、約束の時間を守れなかったとします。それは電車の遅延などのやむを得ない事情があったとします。それでも、”約束を守れなかった”という部分が印象に残ってしまうのが人間だと思うのです。

だから、たとえ事前に遅れる旨を伝えていたとしても、100点満点で70点や80点という印象になるはずです。

なぜなら”損した”と感じる部分がどうしてもあるためです。結果的に30分待たされたとなると、その30分待たされた!損した!という感情をぬぐい切れませんそ、事実として消えることがありません。

 

その後、約束に遅れないという実績を積み重ねて、その遅れた事実の濃度を薄めることができれば、印象として消えていくかもしれませんが、”約束を守ろうとしたのに裏切られた=損した”という感情が芽生えた時点で、信用に対してそれがプラスに働くことはありません。

「頑張ったから今回は大目に見て100点」なんてことにはならないんです。

大きな心をもつ人なら大目に見てくれるかもしれませんが、そういう人は少ないと捉えておいたほうが良いと思います。

信用は「”ある結果”に対する再現性の度合い」

つまり、信用とは何か。

僕はこの部分を随分長いことを勘違いしていました。上記で書いたような”頑張った”ことが信用にも加算されると思っていました。ところが、そうじゃないようなのです。

 

信用は次の掛け算によって成り立っていると捉えるほうが現実的なようです。

  • 信用 = 相手が望む結果 × 実現可能性

こんな公式です。
”相手が望む結果”を”どれだけ実現できる”が信用です。

掛け算になっているのは実現可能性がゼロの場合、それに対する信用は一切ないと捉えることができます。

 

例えば、約束の時間を必ず守れない人は、約束の時間に間に合うという結果を実現できる可能性がゼロですから、約束時間を守るという事に関しての信用はゼロとなります。

10回のうち2回は約束を守れるという期待感なら、守ってくれるかもな…ぐらいの感覚です。努力をしているのかどうかは関係なくて、今までの実績からどの程度守ってこれ人なのかが信用となります。

 

そして、なぜ信用が大切なのか。

もし、時間厳守の集まりがあるとして、その集まりにあなたの会いたい人が来るから呼びたいと思ったとしても、普段から時間を守れないのなら呼びにくいですよね。

呼んであげたいけど、時間を守れなかったら全体に迷惑をかける。リスクが高すぎるので今回は呼ばないでおこう…

こんな感じでチャンスが自分の元に訪れる前に潰えてしまいます。チャンスが来ないのですから、得られる豊かさは必然的に減ります。逆に言えば、信用の蓄積を大切にしている人は、どんどんチャンスが回ってきますので、豊かさが積みあがっていきます。

 

だから信用って大切だよねってことになってきます。

つまり…

信用を大切にしなければなって事を書いているのですが、これはつまり”相手を尊重しましょうね”って話であって、もっと言えば”相手を尊重していますか?”ということになると思っています。

信用とは相手が望む結果の実現可能性なのだとしたら、それを実現しようとして自分を磨く、自分をコントロールする、そういった意思や行動が不可欠になってきます。

つまり、相手を尊重して自分を律することができたかどうかが”信用”ってことになってきます。

 

信用するしないの選択権は相手にありますが、信用されるかどうかは自分を律することができたかどうかという”自分次第”ということになってきます。

信用を得ると豊かさを得やすくなりますから信用を得たいと考えるのは当然だし、そのためには相手に信用されなくちゃ…ってなりますが、つきつめていくと、自分がどこまで自分を律することができるのか?という自分次第という結論に着地するように思っています。

 

だから、信用を得るには、自分を律する方法を磨く事。そこが基本になるんじゃないかな?なんて思います。

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